セルフネグレクト・孤独死の現場に遭遇する度に、感じる事。

(一部、生々しい表現があります。ご注意ください。)

 

「セルフネグレクト」とは、自分自身の身体を大事にしないこと。

身の回りの事に注意を払わず、あるいは対応する能力を失ってしまい、

さまざまな生活ゴミに囲まれ、不健康・不衛生なままで暮らす状態です。

遺品整理の仕事をしていると、実際の現場に立ち会う事は少なくありません。

セルフネグレクトに関する朝日新聞の記事

 

寝室に、足の踏み場もないほど散らかった、空き缶やコンビニ弁当箱等の飲食ゴミ

時には、排泄物の入ったペットボトルなどもあります。

(そんな場合、トイレがどのような状態になっているかは、お察し下さい)

内容物がすべて腐った冷蔵庫を丸ごと処分することもあります。

 

 

こういうことを書くと、この業界で働きたい!という人は敬遠してしまうかもしれません。

が、これが現実です。

今後の日本では、こういった案件が今後ますます増えて行きます。

我々遺品整理業者の実感としても、増えています。

絶対に必要な仕事です。

 

 

 

札幌では、三か月で43人の生活保護受給者が孤独死された、というニュースが最近ありましたが、これは「悲惨な死」の、ほんの氷山の一角でしかない事を、我々は知っています。

配偶者や親などの同居者が亡くなってもそのまま隠し続け、死者名義の社会保障(年金や生活保護)が命綱の単身者も、相当数いるはずです。

そして結果的にどうにもならなくなり、「全てが終わった跡」に、我々が伺う事になります。

 

この業界に入る前までは、どこか他人事でしかなかった凄惨な場を目にし、今までは「必要ではあるけれど、別の誰かがやってくれていた」汚れ仕事を行っているうちに、

現代日本の問題について、嫌でも考えさせられます。

そういう考え事をする時間は、以前よりも確実に増えています。

 

当社では、講演やテレビ出演ブログtwitterFacebookなどなど、さまざまな情報発信は行っています。

しかし、それだけでなく、もっと具体的に何か出来ないか?答えの出ない問いが、現場に入るたびに浮かんでしまいます。

 

 

政治が悪い、世の中の動きがこうだから仕方ない、で思考停止するのは簡単ですが、

結局、世の中を変えていくのは現場の人間一人ひとりの力の積み重ねですから、

諦めずに考える事は続けて行こうと思います。

 

※話のオチがなくてすいません